吉祥寺の映画館オデヲンがネット予約を開始。その設備や見やすさは?

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東京の住みたい街No1の常連となっている吉祥寺。
昭和の香りのする飲み屋がひしめき合うハモニカ横丁がある一方で、トレンドなお店が毎月のように新規開店するというように、色々な文化が混ざり合って独特の雰囲気を作っています。
百貨店、大型家電店、ファストファッションなど、とりあえずなんでもそろう街です。
ところが、残念なことに映画を見たい時にはどうしても吉祥寺の映画館には足が向かなかったのですが、最近ついに吉祥寺オデヲンがネットで予約ができるようになり、少し様子が違って来てるようです。
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吉祥寺オデヲンはどんな映画館か
吉祥寺に2軒ある封切館の一つ吉祥寺オデヲンは、1954年(昭和29年)に誕生した吉祥寺オデヲン座をルーツとする歴史ある映画館です。
今の建物は1978年に建てられたそうですから、それからでも40年という古い映画館です。
昔は一つの建物の中に、オデヲン、スカラ、セントラル、東宝と、4つのスクリーンにそれぞれ別々の映画館の名前が付いていました。
2012年には、当時既に一般的になっていた、一つの建物の中にいくつものスクリーンのある形態であるシネコンにならい、スクリーンを3つに減らすと同時に、全体を吉祥寺オデヲンという映画館に改称しました。
ところが、建物は全くシネコンとは程遠く、ポップコーンや飲み物も自販機以外はなく、もちろん座席はすべて自由席、上映時間の直前に窓口で切符を買って並ぶという映画館でした。
そういった映画館ですから、シネコン全盛の時代にあって、この吉祥寺オデヲンは完全に昭和の映画館の雰囲気を頑なに守ってきた映画館でした。
吉祥寺の映画館オデヲンがオンライン予約を開始
ところが・・・・・・・・
2017年11月から吉祥寺オデヲンもついにネットで予約ができるようになりました!
つい最近まで、ネット予約はもちろんのこと、劇場の窓口でチケットを買っても座席の予約もできなかったのに・・・・・です。
人気の映画を見にいく時には開演の何十分も前に劇場について、並ばなければなりませんでした。
一方で、新宿や渋谷のシネコンは座席の予約もネットでできるようになり、吉祥寺オデヲンへ行くお客さんはだんだん減ってきていました。
ところが、2017年11月から、あの吉祥寺オデヲンもついに「オンライン予約」を導入しました!!
吉祥寺に住んでる人にとってはありがたいことです。
近いとは言え、吉祥寺から新宿や渋谷のシネコンに行くには、電車で15分以上もかかります。
これで、これまで新宿や渋谷まで出かけていた地元の人たちにとって朗報です。
オンライン予約の仕方は、TOHOシネマなどのシネコンが行なっているものとほぼ同じです。
予約は上映日の2日前の午前0時からできます。
その際に、座席表の画面から自分の好きな席をクリックして選ぶことができます。
また、大学生、シニア、夫婦50割引などの割引の効いたチケットも買うことができます。
吉祥寺のオデヲンの設備や見やすさは
ようやくネットでオンライン予約ができるようになったとは言え、残念ながら設備は昔のままです。
最近のシネコンの座席は階段状になっていて、前の座席に座った人の頭が気になるということはほとんどなくなりました。
ここ吉祥寺オデヲンは昭和の映画館ですので、座席は階段状ではなく、ゆるいスロープになっていて、前の座席との高さの差が少ししかありません。
背の低い女性の前の席に背の高い男性が座っていると、字幕の一部が見にくくなってしまうこともあります。
しかし、列ごとに座席が半分ずつ横方向にずれるように配置してあるので、すごく見にくいとは感じません。
つまり、座席の真正面は前の列の2つの座席の間ということです。
さすが、昭和の知恵ですね。
3つのスクリーンはそれぞれ独立しており、どこにもポップコーンやドリンクの買える売店はありません。
それぞれのスクリーンに自動販売機があるだけです。
作りたてのポップコーンやホットドッグなどをつまみながら映画を見るということができないのはちょっと残念ですね。
まとめ
吉祥寺オデヲンは40年の歴史を誇る昭和な映画館ですが、最近のシネコン化の流れには取り残されていました。
設備が古かったり、売店がなかったりというところに目をつむったとしても、予約ができないというのがやはり大きなネックでした。
しかし、ついにインターネットでオンライン予約ができるようになったのです。
これでこれまで新宿や渋谷のシネコンにまで出かけていたお客さんが戻って来そうですね。
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