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2018年祇園祭の山鉾巡行の見どころはどこ?有料観覧席の種類と買い方

京都には街をあげての大きなお祭りがいくつかありますが、その中でも最も規模が大きく、多くの人たちが訪れるのが日本三大祭りの一つでもある祇園祭

祇園祭のハイライトは山鉾(やまぼこ)と呼ばれる大きな山車が京都の街を練り歩く山鉾巡行(やまぼこじゅんこう)です。

この山鉾巡行は沿道から見ることができます。しかし、歩道は大変多くの観光客で埋まってしまいます。

そこでおすすめは有料観覧席です。

祇園祭の山鉾巡行のみどころと、2018年の有料観覧席の場所や種類と買い方などについてお伝えします。

なお、2014年以降山鉾巡行は(前祭)と(後祭)の2回行われていますが、ここでは7月17日に行われるメインの前祭についてお伝えします。

 

 

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祇園祭の山鉾巡行の概要

祇園祭は平安時代に始まった京都の八坂神社のお祭りです。
毎年7月1日の「吉符入り」から31日の疫神社「夏越祓」までの1カ月に渡りいろいろな神事が行われます。

山鉾巡行(前祭)

その中でも7月17日に行われる山鉾巡行(前祭)は、祇園祭のハイライトで、多くの観光客で賑わいます。

山鉾巡行は年が変わっても毎年7月17日と決まっているので、2018年は火曜日になります。

7月になると京都の各町内がそれぞれが持っている23基の山鉾が組み立てられ、山鉾巡行の前夜である宵山まで各所に置かれます。
そして7月17日の午前9時に長刀鉾を先頭に23基の山鉾の行列がスタートし、京都の街を練り歩くものが山鉾巡行(前祭)です。

前祭(さきまつり)と呼ぶ理由は、2014年からは7月24日にも山鉾巡行が行われるようになり、これを山鉾巡行(後祭)と呼ぶことにしたためです。

山鉾巡行(後祭)

巡行(後祭)は巡行する山鉾の数も10基と少ないのですが、年々増加する観光客対策としては有効なのでしょう。

7月24日には花傘巡行も行われます。
花傘巡行は後祭の山鉾巡行が17日の前祭の山鉾巡行に合同した約50年前に、 山鉾の古い形態を再現するねらいではじめられたものです。
京都花街のきれいどころの踊、鷺舞、六斎念仏、子供神輿、祇園ばやし、稚児など総勢千人の行列がつづきます。

 

山鉾巡行(前祭)のルートと見どころ

 

山鉾巡行(前祭)のルートは

山鉾巡行(前祭)は、7月17日の午前9時に、四条通りと烏丸通りの交差点「四条烏丸」からスタートします。

 

山鉾巡行(先祭)コース 出典:京都観光協会

毎年必ず、先頭は長刀鉾と決まっています。

それ以降の山鉾の行列の順番は毎年くじ引きによって決められます。
行列は四条烏丸で稚児が長刀鉾に乗り込んでスタートとなります。

その後四条通りを東に向かい、四条河原町の交差点に着きます。
先頭の長刀鉾が河原町通に到着するのが9:35ごろと予想されています。
ここで行列は左折し、河原町通りを北上します。

河原町通を北上し、御池通りとの交差点に着きます。
ここの到着は10:20ごろと予想されています。

そしてこの河原町御池の交差点でふたたび左折し、御池通りを西に向かいます。

その後は11:20ごろに御池通りと新町通りの交差点「新町御池」に到着し、解散という流れになります。

スタート地点の四条烏丸から終点の新町御池まで3km足らずの道のりですが、祇園囃子を奏でながら23基の山車がゆっくりと進む光景はまさに平安時代そのものです。

 

山鉾巡行(前祭)の見どころは

山鉾巡行の通る沿道はどこでも見どころと言えるのですが、その中でも特に人気の見どころがいくつかあります。

まず一番の見どころは「辻回し」

辻回し」は山車が道の角を曲がることを指します。
ところが山鉾の車輪はまっすぐにしか進めません。
角を曲がるためには、10トンを超えるような山鉾の車輪の下に青竹を敷き、水をまいて滑りやすくしたところで、掛け声とともに人力で一気に方向転換をするという、迫力満点のパフォーマンスです。

この辻回しは、四条河原町と河原町通御池の2カ所で行われ、どちらの交差点も見物の人で身動きもできない状態になります。

また、巡行が始まる前に行列を作るために四条通りに出る時と、新町御池で巡行が終わった後に各町内に戻る時にも行われます。


<この新町御池の辻回しがおすすめポイント>

新町御池がおすすめポイントである理由は新町通りは河原町通りや御池通りに比べてとても狭い通りでなので迫力のある辻回しが見られるスポットだからです。

広い通りから狭い通りに入るために、山車を動かすのに技がいることになります。電柱や電線、建物を避けて狭い道に入るための辻回しはとても迫力があります。 

山車を引く男衆の姿を近くに見て、お囃子や掛け声を近くに聞くことができるのです。

また、たくさんの山車が続けて通るので、見応えがあります。

ここを通るのは11時過ぎです。

有料観覧席よりも近くで辻回しが見えます。有料観覧席権が買えなかったら、新町御池から新町通りに行って見ることをおすすめします。

ただし、この新町はとても狭いのですが、真の祇園祭ファンが多く詰め掛けて混雑が予想されます。早い目に行って場所を確保しておく方がいいかもしれません。

 

くじ改め

四条烏丸を出発した各山鉾は四条堺町で「くじ改め」という儀式を行います。

これは各山鉾が7月2日に引いたくじの順序通りに通過しているかどうかを確かめるものです。
ただし、23基の山鉾のうち常に先頭の長刀鉾のほか、函谷鉾、放下鉾、岩戸鉾、船鉾の計5基の山鉾は「くじ取らず」といって、いつもその位置が決まっているので、くじ改めの儀式は行いません。

注連縄(しめなわ)切り

巡行が進む先の四条麩屋町には注連縄が張られ、神域との結界が作られています。
ここにやってきた長刀鉾がその注連縄を切って結界を解くのが「注連縄切り」です。
これをするために長刀鉾は毎年必ず巡行の先頭と決まっているわけです。

 

山鉾巡行の有料観覧席の場所と種類(7月17日の前祭)

外国人観光客の増加も相まって祇園祭への人出も年々増加し、山鉾巡行を沿道から見るのも大変になっています。
そこで京都市では山鉾巡行をゆっくりと座って見ることができる有料の観覧席を設けています。

御池通りの寺町通りから新町通りまでの1kmほどの区間の沿道にはパイプ椅子で組んだ特設の有料観覧席が設けられます。

2017年の例ですと、6500枚の有料席券が販売されました。
この有料観覧席の場所は、残念ながら山鉾巡行の最大の見せ場である辻回しの場所を過ぎてかの直線部分になります。
それでも、河原町通の狭い歩道から人の頭越しに見ることに比べれば、各山鉾もきれいに見えますし、場所取りでのトラブルもありません。

でもやはり「辻回しが見たい!」それも「楽をして見たい!」という要望に応え、2017年からはプレミアム席という有料観覧席が発売されました

これは河原町御池の交差点の近くで、座って大迫力の辻回しを見ることができるというものです。

まだ2018年の申し込みは始まっていないので、今年の値段はわからないのですが、2017年は一般の有料観覧席が3,180円、辻回しプレミアム席が9,000円でした。

これを高いととらえるかどうかですが、京都に行くための交通費や宿泊代金など全部に対してこれらの代金がプラスになると考えれば、場所取り不要でゆっくりと楽しめる有料観覧席はアリではないでしょうか。

また、2016年からは英語のガイド付きの席も販売しており、2018年からはさらに「祇園祭まなび席」という解説付きの席も新設されるようです。

 

有料観覧席券の買い方

今年2018年の販売開始は6月5日火曜日からとなっています。
全国のコンビニ(ローソン、ミニストップ、セブンイレブン、サークルKサンクス、ファミリーマート)、チケットぴあ、旅行会社店頭(JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行)、京都市観光協会のホームページなどで取り扱いが開始されます。

ただし、辻回しプレミアム席は1日早い6月4日から京都市観光協会のホームページだけでの取り扱いになりますので、注意してください。

 

有料観覧席での山鉾巡行を見るときの注意点

有料観覧席は全席指定で椅子がぎっしり並んでいますので、自分の席にたどり着くには時間がかかります。
先頭の長刀鉾の到着時刻の30分前には入場するようにしましょう。
河原町通を北上してきた山鉾が御池通りとの交差点に到着するのは10:20ごろとされていますので、遅くとも10時前には到着しておくようにしましょう。

また、山鉾巡行は雨天決行です。
毎年山鉾巡行が行われる7月17日はちょうど梅雨の終わり頃にあたることから、雨が降ることもあるのですが、なぜか山鉾巡行の時間は雨が上がったり、小雨になったりということが多いようです。
神様の力ですかね。

天気がいい場合も注意が必要です。
山鉾巡行は先頭から最後まで約2時間の行列です。
この有料観覧席には日陰はないので、真夏の太陽の下に3時間近く座っていることになります。
席が狭いので日傘の使用は禁止されています。つばのある帽子やタオル、そして熱中症予防の水は忘れないようにしてください。
なお、観覧席券にはパンフレットや日よけの帽子券もついており、雨天の場合にはビニールのレインコートも配られるようです。

 

有料観覧席を手に入れる裏技

 

祇園祭の宵山(前日の16日)に京都の有名旅館に宿泊をすると有料観覧席を用意してもらえます。

我が家は数年前に高齢の母と一緒に祇園祭に行くことを企画しました。

京都の超有名旅館の俵屋に宿泊したいと思ったのですが、もちろん直前の予約は難しく、なんと1年先の予約をしました。

俵屋は御池通りから麩屋町通りに入ったすぐのところにあります。祇園祭の有料観覧席は目と鼻の先です。

予約の際に、有料観覧席が必要かどうか聞かれましたので、ぜひにとお願いしました。人数分の観覧席を用意していただけました。

近いので直前まで旅館でくつろげましたし、荷物も預かってもらえましたので、高齢の母と一緒でもとても楽しく、祇園祭を楽しむことができました。

もちろん、前日の宵山も旅館から歩いて行けるところに色々な鉾や山がありますので、じっくり見て回ることができました。

さすが、京都一の老舗旅館です。しつらえも、食事も素晴らしかったです。 

 

まとめ

京都の祇園祭のハイライト、山鉾巡行。

1000年以上の歴史のある絢爛豪華な山鉾巡行は日本人なら一度は見ておきたい行事です。

しかし最近は祇園祭のシーズンに限らず外国からの観光客が増えている事もあり、以前にも増して混雑が激しくなっています。

1966年からはそれまで行われていた7月24日の山鉾巡行(後祭)を、7月17日の前祭と合わせて一つの巡行としていましたが、2014年から元の形に戻し、2回の巡行を復活させました。
これも観光客の増加への対策の一つという目的もあるのかもしれませんね。

ただでさえ暑い京都の夏に、大変な人混みに場所取りと考えただけで「祇園祭はいいや」と思ってしまいます。
山鉾巡行は先頭から最後まで見ると2時間かかりますので、場所取りのために早く到着することを考えると、3時間以上にわたって沿道にいなければなりません。
でも有料観覧席なら全席指定で座って楽に山鉾巡行を見ることが出来るのです。
今年は少し奮発して有料観覧席を手に入れて、祇園祭のクライマックス山鉾巡行を見に京都を訪れてみませんか。

 

有料観覧席が手に入らなかった場合は、混んでいるのを覚悟して新町通りに行って見ましょう。

迫力のある辻回しが体験できます。

また、来年に向けて高級旅館を予約するのもおすすめです。

高級旅館の予約は一休.com が便利です。

一休.comで宿泊を探す

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