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国宝松江城に行くなら、一緒に行きたいおすすめ観光スポットとモデルコース

島根県松江市にある松江城は 2015年に国宝指定された天守を持つ名城です。
島根県は観光客の誘致にも力を入れており、松江城の周辺にはオススメの観光スポットがたくさんあります。

松江城を訪れる時には、ぜったい一緒に巡りたい出雲大社のほか、島根県の観光スポットとおすすめのモデルコースをご紹介します。

 

 

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2度目の国宝指定となった松江城

松江城

松江城の天守は、現在日本にある江戸時代に建てられた12の天守(現存天守)の一つで、2015年に2回目の国宝に指定されました。
なんで2回目? と不思議に思われると思いますが、実は松江城は国宝から重要文化財に一度「格下げ」されているのです。

松江城は昭和10年(1935年)に国宝に指定されました。
ところが、昭和25年(1950年)に施行された文化財保護法によって国宝の指定の基準が変わり、歴史的な事実に曖昧なところがあるとして国宝ではなく、重要文化財に指定されました。

その後、松江の人たちの努力によって、松江城が築城されたのが1611年(慶長16年)である証拠が発見され、65年の時を経て悲願の国宝指定復活となったというユニークな経緯を持つ名城です。

その天守は外観5層、内部6階、最上階が望楼式で、重厚で大変美しい外観です。

また、2001年(平成13年)に125年ぶりに、南櫓、中櫓、太鼓櫓の3基と塀が復元され、築城された江戸時代近い壮大な姿が味わえる、日本でも屈指の名城と言えます。

 

松江城の見学の後は遊覧船で「ぐるっと松江堀川めぐり」

堀川めぐり


松江城の周りを囲む内堀と、現在では堀川として松江市内を流れる外堀をゆっくり巡ることができる遊覧船「ぐるっと松江堀川めぐり」がオススメです。

国宝松江城を囲むお堀は江戸時代の姿を当時のまま残しており、このお堀を小船に揺られながら、松江城や松江市街を眺めることができます。
乗船場は市内に3箇所ありますが、松江城の入り口横の「大手前広場乗船場」がスタート場所になります。
ここから船頭さんの案内とともにまずは松江城を左手に、右手には塩見縄手という江戸時代の風情が残る武家屋敷を眺めながらお堀を進みます。
そのあとは現在の松江の街を見ながらの一周約50分間の船旅となります。

お堀には17の橋があり、船はその橋の下を進みます。
長さ8m、幅2mという小さな船ですが、雨や日差しを遮る屋根がついていて、そのままでは通れない橋が4つあります。
そういった低い橋の下を通る時は、屋根を低くできる仕組みになっていますが、同時に乗船している人たちも船頭さんの掛け声で一斉に体を低く伏せるという趣向がちょっとしたアトラクションで楽しいですよ。

 

絶対に外せない、ご存知縁結びの神さま出雲大社

出雲大社[


松江城の周辺で必ず訪れたいところといえば何と言っても出雲大社でしょう。

日本人なら誰でも耳にしたことがある縁結びで超有名な神社です。

松江からは宍道湖沿いにクルマで約1時間の距離になります。

出雲大社は、日本神話で日本を創った神様とされている大国主大神をおまつりしている神社です。
大国主大神は「だいこくさま」(大黒様や大国様とも書きます。)とも呼ばれ、日本各地でおまつりされています。
出雲大社は、大国主大神から日本を譲り受けた天照大御神が、大国主大神のために作らせた神社とされています。

この出雲大社の神殿は普通の神社と同じように南に向いていますが、御神体は通常の神社と異なり西を向いています
通常通り建物の南側から参拝するのですが、実はその時には神様の横顔に向かってお参りしていることになります。
建物に沿って左手に進むと、神殿の西側に小さな祠と御賽銭箱があります。そこが御神体の正面です。
このようにご神体が西を向いている理由は諸説あるようですが、はっきりとした理由はわかっていないようです。

神様が西側に向いているという表示

 

出雲大社は縁結びの神様として有名ですが、大国主大神様がなぜ縁結びなのでしょうか?
神話では、大国主大神は多くの人々とともにこの日本を創られたことから、この縁結びの「縁」は男女の縁だけではなく、すべての人と人がともに栄えていくための結びつきのことを表します。この縁を結んでくださっているのが大国主大神様ということなのです。

 

必ず立ち寄りたい古代出雲歴史博物館

出雲大社の東側にある古代出雲歴史博物館は必ず訪れたいスポットです

ここには出雲大社のある場所から出土した青銅器や勾玉などがたくさん展示されていますが、圧巻は発掘された遺構から推定されるオリジナルの出雲大社の復元模型です。
もちろん実際の大きさではなく、縮小した模型ですが、それは現代の建物に比べはるかに高く大きく、そんな昔にそれほど大きな規模の建物があったというのは驚きです。
その他にも出雲大社や神話から始まる出雲地方の歴史について詳しく知ることができます。

またこの博物館の駐車場は大きいので、ここにクルマをとめてから徒歩で出雲大社に参拝するということもできます。
この場合でも、まず出雲大社にお参りしてから博物館を見ることをおすすめします。

 

必見の日本画と庭園の足立美術館

島根県に来たら足立美術館にも是非足を運んでください
足立美術館は松江から南東へクルマで小一時間、どじょうすくいの安来節で有名な島根県安来市にある私立の美術館です。

アメリカの日本庭園専門雑誌が行なっている日本庭園のランキングで、2003年から2017年まで15年連続で日本一の庭園に選出されました。この美術館の見どころは、なんといっても横山大観の作品を中心とする近代日本画と、50,000坪に及ぶ広大な日本庭園です。

足立美術館は、地元安来出身の実業家、安達全康が「日本人なら誰でもわかる日本庭園を通して四季の美しさに触れ、その感動を持ってこれもまた日本人なら誰でもが目にしたことのある横山大観の作品に接することによって、日本画の魅力を理解し、大観以外の日本画の画家や作品にも興味を持ってもらいたい。」という思いで1970年に作った美術館です。
収蔵作品は130点にもの横山大観の作品をはじめ、竹内栖鳳、橋本関雪ら、近代日本画の巨匠たちの作品や、北大路魯山人らの陶芸などにも及んでおり、大変見応えのある美術館です。

また日本庭園は枯山水庭、白砂青松庭、苔庭など6つに分かれており、収蔵されている絵画にも劣らず素晴らしい庭です。

島根県松江観光 モデルコース(2泊3日)のご紹介

1日目

最寄り空港は鳥取県の米子鬼太郎空港
松江城のある松江市は島根県の県庁所在地ですが、東京などから飛行機で訪れる時には、鳥取県の境港市にある米子鬼太郎空港が近くて便利です。
この空港でレンタカーを借りてクルマで回るのがおすすめです。

空港から松江城へ
空港から松江城へは中海を渡るルートがオススメです。
途中には「ベタ踏み坂」として急な勾配が有名な「江坂大橋」を通ることができます。

松江城を見学した後は、お城の周りのお堀を小舟でめぐる 「ぐるっと松江堀川めぐり」でのんびりと松江城や松江の街並みを眺めてみませんか。

1日目の午後は松江城の見学で終わりです。
松江市内のホテルに泊まって日本海の海の幸を味わいましょう。

2日目

松江から出雲大社へ
松江から出雲大社へは 国道9号線を走ると右手には宍道湖を見ながら快適なドライブを楽しむことできます。
出雲大社までは1時間ほどで到着です。

出雲大社で便利な駐車場
出雲大社の近くには駐車場がありますが、一番便利なのは出雲大社手前にある参道沿いのバス乗り場のある駐車場(神門通り交通広場駐車場)です。
ただ、観光シーズンになるとすぐに満車になってしまうこともありますので、その時には表示に従って、出雲大社を通り越して奥の方にある駐車場に停めるか、出雲大社の隣にある古代出雲歴史博物館の駐車場に停めて、そこから歩いて出雲大社に向かうことになります。

古代出雲歴史博物館も忘れずに
出雲大社を参拝した後は隣にある古代出雲歴史博物館の見学をしましょう。
出雲大社がいかに長い歴史を持つ神社かがよくわかりますよ。

そのあとは「いなばの白兎」で有名な、稲佐の浜にも足を伸ばしてみましょう。

2日目は出雲周辺かあるいは松江の方に戻り玉造温泉で一泊し、最終日に備えます。

3日目

足立美術館も見逃せません
帰りも米子鬼太郎空港から帰るとして、空港へ行く途中に足立美術館に立ち寄ります。
横山大観の作品をはじめ沢山の素晴らしい日本画と、何度も日本一に輝いた日本庭園が楽しめます。

足立美術館から米子鬼太郎空港へ
足立美術館から米子鬼太郎空港までは1時間ほどのドライブです。

 

まとめ

山陰地方の島根県は、観光地としてもあまり訪れる機会の少ないところだとは思いますが、国宝に指定された松江城や縁結びの神様で有名な出雲大社、なぜこんなところにこんなコレクションがあるのかと疑問に思うほど素晴らしい日本画のコレクションがある足立美術館など、一見の価値のある観光スポットがたくさんあり、小旅行で訪れるのにぴったりの観光地です。
モデルコースでは2泊3日でご紹介しましたが、ちょっときついですが、朝早い飛行機で到着し、夜の飛行機で帰ることにすれば、2日間に詰め込むことも可能です。
国内旅行でどこに行こうか悩んだら、松江城と出雲大社を思い出してください。

 

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