スイス マッターホルン観光のベース ツェルマットでのホテルの選び方

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スイス観光として外せないマッターホルン観光、その拠点となるのが世界的なリゾートタウンのツェルマットです。
険しくとがった形で有名なマッターホルンを見ることのできる展望台や、ハイキングコースへの入り口がツェルマットです。
ツェルマットは世界的なリゾートタウンですから、ホテルや貸別荘などが沢山あります。
そんなたくさんのホテルから一つを選ぶのは大変ですね。ここではツェルマットのホテルを選ぶときのポイントをお伝えしていきます。
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ツェルマットはこんなところ
ツェルマットはガソリンや軽油で走るクルマの乗り入れが禁止されており、マイカーで訪れても鉄道のツェルマット駅の一つ手前の駅、ティシュにクルマを置いて、そこからツェルマットまでは列車で移動しなければなりません。
もちろんツェルマットの街の中にも普通のクルマはおらず、ホテルの送迎車やタクシーもすべて電気自動車という徹底ぶりです。
この写真はツェルマットのタクシーです。
ツェルマットはマッターホルン観光のベースですが、スイスの人たちにとっては夏や冬のバケーションを過ごすリゾートタウンです。
街の中には観光客のためのホテルもたくさんありますが、それ以上に“シャレー(Chalet)”と呼ばれる貸別荘がたくさんあります。
小さなところでは1家族で貸し切り、大きなところは日本のリゾートマンションのように部屋単位でのレンタルという風に、長期滞在のための宿泊施設となっています。
日本からの観光客はマッターホルン観光が目的の人たちが多く、何週間にもわたって滞在する人たちは少ないと思いますので、ホテルを探すことになりますね。
海外のホテル予約サイトの一つであるBooking.com では、ホテルと長期滞在のアパートメントを選択して検索できますので、うまく活用しましょう
絶対マッターホルンビューの部屋!という方は・・・
せっかくツェルマットに来たのですからホテルの部屋はマッターホルンの見える部屋に泊まりたい!!という方もたくさんいらっしゃるでしょう。
確かに朝起きてカーテンを開けると目の前にマッターホルンが見えるというのは感動的です。
マッターホルンが見える部屋を予約するためには、インターネットの海外ホテル予約サイトのBooking.comやhotels.comでホテルを検索するときに、それぞれの部屋の説明の中に“Matterhorn View(マッターホルンビュー)”と書かれている部屋を選ぶことです。これは海に面したホテルの「オーシャンビュー」と同じく、「部屋からマッターホルンが見えますよ」という意味です。
マッターホルンビューと書かれている部屋であれば部屋からマッターホルンが見えることは間違いないと思いますが、ホテルの場所によってはマッターホルンの見える部屋が少なかったり、部屋からではなくバルコニーから見える部屋だったりということもあります。
とくに、ツェルマットのメインストリートであるバーンホフ通り(Bahnhofstrasse)にあるホテルは、駅に近くショッピングにも便利なのですが、建物が密集しているのでマッターホルンビューの部屋は限られてしまいます。
マッターホルンビューにこだわるなら、やはり街の中心から少し離れたホテルの方が料金も含めてオススメです。
ツェルマットのホテルは電気自動車で駅への送迎をしてくれますので、駅から少し距離があっても大丈夫です。
まず一番のオススメのエリアは、ツェルマットの街を流れるマッターフィスパ川の東側の小高い丘のエリアです。
ツェルマット駅から東に歩くと川にあたります。その川の向こう側(東側)は小高い丘になっていて、その斜面にいくつかのホテルやシャレーが建っています。このあたりのホテルは、ホテルの南側に建物がなければ部屋からマッターホルンが見える確率が高くなります。
もう一つのオススメのエリアは、駅からバーンホフ通りを南に10分ほど歩いたところにある教会の手前を左に折れ、坂を下ったところにある通称「日本人橋」の近くのエリアです。(この橋をなぜ日本人橋というかは後で書きます)
このあたりはバーンホフ通りの中心部に比べて建物の密度が低くなり、隣の建物との位置関係が良ければ、そして上のほうの階であればマッターホルンが見える確率が高くなります。
部屋からマッターホルンを眺めたい場合は、Matterhorn viewと書かれた部屋を選ぶのは基本ですが、注意しなければならないのは、ホテルや部屋の向きによっては部屋からではなく、バルコニーに出ないと見えない部屋もありますし、部屋の前に建物があってマッターホルンの山頂は見えてもその裾野は見えないなどということもあるという点です。
できれば、予約するときに“部屋から”マッターホルンが見えるかどうかを確認しておくことをお勧めします。
Booking.com などの予約サイトで予約をする場合には、ホテルへの要望を書く欄があります。例えば”I would like to confirm that we could see Matterhorn from the room I booked.” というようなコメントを残したり、そのホテルの公式サイトにあるメアドに直接メールを送ったりして確認しましょう。
ちなみにこの写真は私が宿泊したChalet hotel Schoeneggの部屋からの写真です。
このホテルはツェルマットの東にある高台にあり、ホテルの前には建物が一切ありません。私が泊まった部屋だけでなくマッターホルンに面している部屋はすべて部屋から正面にマッターホルンが見えます。そしてロビーにつながるレストランとその先にあるテラスも、視界を遮るものがなく雄大なマッターホルンを堪能できます。
マッターホルンビューの部屋でなくてもマッターホルンは楽しめます
「マッターホルンは展望台に登ったり、ハイキングをしたりしているときに見えるから部屋からは見えなくてもいいや。」という方もいらっしゃるでしょう。
それも一つの考え方です。昼間マッターホルンの見える時間帯は部屋にはいないことも多いので、予算を抑えるためにもマッターホルンビューではない部屋を選ぶのもありです。
そんな方にオススメなマッターホルンがきれいに見えるスポットが通称「日本人橋」です。
バーンホフ通りを南に10分ほど歩くと少し建物も少なくなってきます。大きなホテルをすぎると教会がありますので、その手前を左に折れ、坂を下ったところにある橋がその「日本人橋」です。
日本からのツアー旅行客は、ガイドさんが必ずこの場所に案内して、日の出の時間にマッターホルンの山頂が赤く焼ける「モルゲンロート」をここから見てくださいね、と言われるため、いつ行っても日本人がたくさんいることからつけられた名前です。
この写真は7月の昼間に日本人橋からマッターホルンを撮った写真です。
やたらに日本人が多いのはちょっとという方もいらっしゃるかもしれませんが、ここからは川の向こうにマッターホルンが見えるため、遮るものがなく構図的にも素晴らしい眺めが見られます。
まとめ
「昼間も部屋でのんびり過ごすから、絶対にホテルの自分の部屋から、それもベッドに寝そべってもマッターホルンが見えなければ!」と考える方から、「マッターホルンはハイキングをするときにたくさん見られるからホテルはちょっと節約しよう」という方までいろいろですね。
確かにツェルマットの街の中心から少し離れれば、マッターホルンが見える場所はたくさんありますし、ホテルの部屋からは見えなくても、ロビーテラスやレストランから見えるということもあります。
ご自身の観光のスタイルに合わせて賢くホテルの予約をしましょう。
この写真はツェルマットからゴルナーグラートへの登山電車に乗ってツェルマット駅を出てしばらく登ったところあたりから撮ったマッターホルンです。少し登ればどこからでもマッターホルンがよく見えますね。
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