海外ホテル予約サイト徹底比較!安心して使えるおすすめサイトはどこ?

海外旅行の計画を立てているときは、実際に旅行している時と同じくらい楽しいものですね。 どこに行こうか、何を見ようか、何を食べようか、そしてどこに泊まろうか・・・・。
旅行代理店へ行けば往復の飛行機と宿泊ホテルがセットになったパッケージツアーのパンフレットもたくさん置いてあります。 こういったパッケージツアーの場合は、通常ホテルをS、A、Bなどとグレード分けをして、宿泊するホテルによってツアーの代金が変わるようになっています。 ツアーの申し込みの段階ではグレードだけは決めて申し込むのですが、実際にどのホテルに泊まれるのかは旅行に出かける数週間前までわからないことが多いです。
せっかくの海外旅行ですから、宿泊するホテルにもこだわって自分で選びたいですね。
そんなときに力強い味方となるのが、インターネットの海外ホテル予約サイトです。
日本の旅行代理店のネットサイトでも海外のホテルの予約ができるところもありますが、海外のホテルを予約するなら、多くのホテルが登録されている海外の専門サイトがオススメです。
エクスペディア、ホテルズ・ドットコム、ブッキング・ドットコム、アゴダ、この大手の四大海外ホテル予約サイトについて、その特徴の比較や、安心な使い方をご紹介します。
Contents
海外ホテル予約サイトの比較
海外ホテルの予約サイトをネットで検索すると、HISやJTBなど日本の旅行代理店の運営する予約サイトや、エクスペディア、ブッキングドットコムなど外国資本の予約専門のサイトなどたくさんの選択肢が表示されます。
このなかで、有力なのは、海外の予約専門のサイト、エクスペディア、ホテルズドットコム、ブッキングドットコム、アゴダです。
この業界も吸収合併の波が押し寄せており、ホテルズ・ドットコムはエクスペディアの子会社ですし、ブッキングドットコムとアゴダもPricelineというグループのメンバーです。
これら4つの予約サイトの使い方はほぼ同じで、宿泊する都市と日付を入力すると候補のホテルが表示されます。
ホテルのグレード(星の数。5つ星が最高級)、値段、場所、設備、サービスなどの詳細な条件を付け加えて検索できます。
また、地図の上にホテルを表示させることができるので、駅や観光スポットなどに近いホテルも簡単に選べます。
どのサイトもほぼ同じ機能を持っていますが、少しずつ異なる特徴があります。比較してみましょう。
エクスペディア (expedia.co.jp)
アメリカの旅行予約サイト最大手です。
世界33の言語のサイトがありり、日本も日本語の専用サイトがあります。
一番の特徴は飛行機の予約も同時に可能で、「AIR+割」という航空券とホテルを一緒に予約すると格安になるキャンペーンを行ってるところです。
ただし、実際にはいわゆる格安航空券とホテルをセットで販売するだけですので、ほかのサイトでホテルと航空券を別々に予約しても価格はあまり変わらないと思います。 ただ、航空券とホテルの予約と支払いが一度にできて、手間が省けるというメリットはあります。
エクスペディアを使うときに注意が必要なのは、検索結果に表示される価格は、一泊当たりで、税、サービス料も別であることです。 一見安く見えますが、連泊する場合は表示された価格x宿泊数ですので気を付けてください。 予約を完了する直前の画面で税金とサービス料も含んだトータルの金額が確認できます。
また、エクスペディアは「最低価格保証システム」を掲げています。これは、エクスペディアでホテルを予約した後 24 時間以内 に、同じホテルをより安い金額で予約できる他の予約サイトを見つけた場合、20,000 円を上限として差額の 2 倍を返金してくれる制度です。 ほかの予約サイトでも最低価格保証はありますが、差額の2倍というのはエクスペディアだけです。
宿泊者の口コミが読め、5点満点の総合評価も付けられています。いろいろな国の人が書き込んでいるので、日本語の書き込みもあります。
日本語による電話サポートは見当たりません。トラブルの時にはちょっと不安かもしれません。
ホテルズドットコム (hotels.com)
このサイトは、実はエクスペディアの子会社ですので、多くの場合、ホテルの値段もほぼ同じことが多いようです。
ホテルズドットコムの特徴は、10泊するとそれまでの10泊の平均宿泊代金分が割引になる「Hotels.com Rewardsプログラム」があることです。 10泊の平均宿泊代金より安いところに泊まる場合は、「10泊すると1泊タダ」ということになります。 ただし有効期間は1年ですので、最初に宿泊した日から1年以内に10泊しないと権利はなくなってしまいます。
ホームページの作りはほかのサイトとほぼ同じですが、ホテルズドットコムから航空券の予約はできません。 ホテルに特化した比較的シンプルなサイトといえます。
地図上でホテルを表示させて選ぶこともできます。空室のホテルは緑色、満室のホテルは赤色で示されるのでわかりやすいです。
このサイトでの価格はエクスペディアと異なり、宿泊の全日数分の合計(3泊なら3泊分の合計)が表示されます。
口コミはこのサイトに直接書き込まれた口コミが読めます。日本語のサイトの場合は日本人の日本語の口コミが優先的に表示されるようです。 5点満点の点数評価も参考になります。 また、Tripadvisorという旅行全般の口コミサイトの口コミも読むことができます。
ここでも最低価格保証を行っています。よそのサイトで同じ日付で、同じホテルの同じグレードの部屋が、ホテルズドットコムで予約したものより安かった場合、その差額を返金してくれます。
日本語によるサポートは24時間OKで、電話番号もトップページに書いてあるのでわかりやすく安心です。
ブッキングドットコム (booking.com)
オランダに本社のある予約サイトです。 サイトには140万件の宿泊施設が登録されていると書かれています。 ほかのサイトは非公開であったり、数10万件と書いてあったりなので、おそらく登録施設数ではダントツです。すごいですね。
検索の仕方はほかのサイトとほぼ同じで、地図上にホテルを表示させて選ぶこともできます。このサイトも空室で予約可能な場合は緑色で、満室のホテルは赤色で表示されるので大変わかりやすいです。
このサイトから航空券の予約はできますが、同じグループ会社のKAYAKというグループ会社の英語のサイトにリンクしているだけで、日本語での表示はありません。
また、予約したホテルのある都市の観光ガイドがダウンロードできるので大まかな観光プランもこれでできてしまいます。
実際に利用した人による口コミが充実していることも特徴の一つです。 サイトには口コミが1億件書き込まれているとあります。 口コミは英語が多いですが、ほかの言語での口コミもあり、言語を選んで表示させることができるのがこのサイトの大きな特徴です。 日本人の日本語での口コミも増えてきています。やはり私たち日本人は日本人の感想が知りたいですよね。 口コミと一緒に10点満点での採点もあり、これも参考になります。
最低価格保証はありませんが、5泊すると.geniusというプログラムに入ることができ、10%割引やいろいろな特典があります。
日本による電話サポートもあるのですが、ホームページで電話番号が見つけにくく、明らかに電話しないでメールで問い合わせて欲しいという意図が見え見えです。 カスタマーサービスから入って、とても深いところにあります。
アゴダ (agoda.com)
タイ発祥の予約サイトです。 現在はブッキングドットコムと同じPricelineというグループに属しています。 もともとがタイの会社ということで、アジアのホテルに強い(登録ホテル数が多い)といわれています。
ホテルの検索の使い勝手はほかのサイトとほとんど同じで、日にち、グレード、値段、設備などの条件を入力して空室のあるホテルを検索できます。
地図に表示させることもできますが、地図上にはそれぞれのホテルの一泊あたりの値段が表示されます。このおかげでホテルの場所が少しわかりにくくなってしまうのが残念です。
口コミも充実しています。コメントと10点満点での点数がつけられています。 このサイトの口コミの大きな特徴は、各ホテルについてアゴダに書き込まれた口コミと、ブッキングドットコムに書き込まれた口コミも見ることができる点です。 これはアゴダとブッキングドットコムが同じグループの会社だからできるメリットです。 また、ブッキングドットコムと同じく、言語も選ぶことができるので、日本語の口コミだけを参考にしたい時などに便利です。
最低価格保証もあります。アゴダウェブサイトからホテルを予約後、他のサイトで、予約した部屋と同等の部屋を同じ日にちで、アゴダより安い価格を見つけて報告すると、それと同じ価格もしくはさらに安い価格を提示してもらえるようです。
日本語による電話サポートも24時間受け付けているのでトラブルの際には安心です。
海外ホテル予約サイトの安心な使い方
このような予約サイトを通じて海外のホテルを予約するのはなんとなく不安なものですね。 でも、私自身10年以上使っていますが、トラブルになったことはありません。 自分のお気に入りのホテルを一番安い価格で予約するには、どのように検索すればいいのかご紹介しましょう。
最安値でお気に入りのホテルを予約する賢い検索の仕方
これまでに紹介したような各サイトの特徴を踏まえながら、都市と日にちを入力してホテルを検索しましょう。 シンガポールやニューヨークなど大きな街の場合、何百軒ものホテルが検索されると思います。
このままでは多すぎて選びにくいので、さらに条件を追加して検索します。 この時にオススメはホテルのグレードと地図を使った検索です。 予算を選んで絞り込むこともできますが、グレードの高いホテルがたまたまディスカウントしてグレードの低いホテル並みの価格で予約できることもあるので、値段ではなくグレードで絞り込みます。
そして候補のホテルを地図上に表示させます。 検索結果の表示されたページの上の方に「地図上に表示」や「マップ表示」というボタンがありますので、それをクリックすれば地図上に表示されます。
特に大きな都市に宿泊する場合は、地図上に表示させて、お目当の美術館や公園などの観光スポットや、地下鉄の駅の場所などを考えて、宿泊するホテルを選ぶととでも便利です。 検索されたホテルの値段、場所、設備、口コミなどを良く読んで、良さそうなホテルを選びましょう。
どのホテルでも不快な思いをしたゲストはいるものですし、そういった人ほど書き込む傾向が強いですから、口コミをあまり信用しすぎるのもせっかくいいホテルを選ぶチャンスを逃してしまうことにもなります。 悪いコメントだけでなく、いいコメント参考にしましょう。
こういった予約サイトでの支払い方法には大きく分けて3通りあります。
1)予約時にクレジットカードで先払い。キャンセルしても返金なし。
2)予約時にクレジットカードで先払い。キャンセル(期限が決まっています)すると、カードに返金。
3)予約時にクレジットカード情報だけ入力するが、引き落としはされない。実際に宿泊する時にクレジットカードや現金で支払い。キャンセルは期限を過ぎるとクレジットカードからキャンセル料を引き落とされる。
同じホテルの同じタイプの部屋でもこの支払い条件によって値段が違っていますので注意して予約しましょう。
たいていの場合、1)の先払いが最低価格になっていることが多いので、「安い」と思って慌てて予約したらキャンセル時に返金不可のプランで、旅行の日程が変わっても変更できずその金額は帰ってこない、ということにならないように気をつけましょう。 2)のような場合でもちゃんとクレジットカードに返金されるのであまり心配することはありません。 でも、日程が変更になる可能性があって、どうしても気になるのであれば、値段は少し高くなりますが、3)のようにサイトで予約だけして支払いは現地でというタイプを選びましょう。
私は、予約した後何週間か後になって、同じホテルで同じサイトでも安いものを見つける時も多いので、キャンセルが可能な、3)のタイプの設定の部屋を予約することが多いです。
クレジットカード情報を入力しても大丈夫?
予約だけで支払いは現地の場合でも、クレジットカードの情報を入力しなければならなりません。
これはあなたがもし予約だけして実際に宿泊しなかった時にホテルがキャンセル料として引き落とすために必要なのです。
予約料としてデポジット(料金の一部の前払い金)を支払う代わりにクレジットカードの情報を提供するという意味です。
クレジットカードの番号を入力するのは不安な人もいるかと思いますが、クレジットカードが悪用され、自分に覚えのない請求をされた時に支払いを拒否できるようになっているので、そんなに心配はいりません。 ただし、クレジットカードの使用明細だけはきちんとチェックしましょう。
ホテルに着くまで、実際にちゃんと予約されているかどうかも心配ですよね。 でも、日本の旅行会社で海外のホテルを予約していくときのことを考えてください。 支払いも日本で済ませて旅行会社からは、「ホテルに着いたらフロントでこれをホテルで見せてくださね。」とバウチャーという宿泊券をもらいますね。 日本の旅行会社は直接海外のホテルに予約を入れているわけではなく、現地の旅行会社を通じてそのホテルの予約をしているだけです。 もし日本の旅行会社と現地の旅行会社の間で何か行き違いがあったら、予約したと思っていたホテルは実は予約されていなかったということも、確率は低いですが起こります。 インターネットを使った予約サイトでも同じことです。冷たいようですが、トラブルはどんな方法で予約していても起こるときは起こります。
そこで大事なのは
・予約確認で送られてくるe-mailを印刷して持って行く
・出発前に予約サイトで予約の確認をし、予約内容を印刷して持って行く
・現地でスマホから予約内容を表示させてフロントで見せられるようにしておく
など、万が一のトラブルにあった時に備えておくことです。
おすすめの海外予約サイトは
ではオススメのサイトはどれなのでしょうか。
この4つのサイトであればどのサイトで予約しても大丈夫だと思います。
私はこの4つのサイトを10年以上使っていますが、これまでトラブルになったことは一度もありません。
航空券の予約を同時にして、支払いもまとめたいという場合は、エクスペディアしかありません。 また、同じサイトを使うと割引が受けられるのが魅力であれば、10泊すると1泊がただになるホテルズドットコムHotels.com Rewardsが魅力的ですね。
このような希望が特になく、とりあえず、今度行く旅行のホテルの予約だけでいいという場合は、どのサイトでも大差はありません。 あとはサイトの使い勝手とそのホテルの値段だけです。 見た目も含めて、サイトの使い勝手は好みもあると思いますので、色々試してみればどれが検索しやすいかはっきりしてくると思います。
値段については、同じ日程で同じホテルの同じグレードの部屋の場合、これら4つのホテルで値段がほぼ一緒ということも多いです。 ほんの少しの違いがある場合は、通貨の換算レートによるものだと思います。 現地通貨やドルから日本円に換算するときに、いつのレートを使っているかというのがサイトによって少しずつ違い、日本円での表示が微妙に違っていることがしばしばあります。 予約時に支払いをしない場合は、宿泊する時に現地通貨で支払い、そのときのレートが適用されますので、予約するときのわずかな値段の差は気にすることはありません。
私のオススメする基本的な予約の仕方は、
まずどれか一つのサイトで条件にあったホテルをいくつか選びます。 そして、そのホテルを他の3つのサイトで検索し、設備やサービスなどを比較しながら、現地通貨で表示させて最も安いところを予約します。
まとめ
エクスペディア、ホテルズドットコム、ブッキングドットコム、アゴダの4つのサイトは、世界でもトップクラスの利用者数のサイトで、どのサイトでも安心して予約することができると思います。
安心してこれら予約サイトを使うためには、ホテルに到着したときに予約内容が記載されているe-mailや、そのサイトのコピーを見せられるようにしておくことです。 できればサイトを英語で表示させて印刷しておく方がいいでしょう。
4つのサイトを全部チェックして最低価格のサイトを見つけて予約するのが面倒な時には各種サイトをまとめて比較して検索できるサイトを使うのも便利です。 例えば「トリバゴ(Trivago)」はエクスペディアと同じグループの検索サイトで、他の予約サイトと同じように、日にちと都市を入力して検索すると、候補のホテルの最安値とその予約サイト、そしてそれ以外の値段と予約サイトが表示されます。
ここで紹介した4つの予約サイトは世界的にも大きいので、トリバゴで検索しても最安値として表示されるのはこの4つのサイトのどれかになることが多いようです。 トリバゴの活用の仕方についてはまた別の機会にご紹介しますね。