吉祥寺で自家焙煎しているおいしいコーヒー専門店5選

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吉祥寺は、井の頭公園の自然や、「ハーモニカ横丁」に代表される庶民的でカジュアルな雰囲気、多くのおしゃれなインテリアショップやカフェなどが集まるおしゃれな雰囲気が絶妙にブレンドされ、依然として休日ともなると、遠くから地図を片手に多くの人が訪れる人気の街です。
この吉祥寺にも、最近新しい自家焙煎のコーヒーショップが次々とオープンし、ちょっとしたコーヒー激戦区になっています。
ここ5年間で日本のコーヒー需要は大きく変化しました。
日本最大の店舗数を持つコンビニチェーン、セブンイレブンが2013年に導入した「セブンカフェ」の大ヒットや、2015年にアメリカから上陸した「ブルーボトルコーヒー」に代表される、コーヒーの原産地や品質にこだわったコーヒーを提供する「サード・ウエーブ」と言われる新しいコーヒーの流れによって、日本のコーヒーの飲み方が大きく変わってきました。
それまでのスター・バックスに代表される「セカンドウエーブ」でのエスプレッソコーヒーに温めた牛乳を淹れて飲む「ラテ」から、ミルクなどを加えずにコーヒー本来の味と香りを楽しむ「ブラック」にシフトしています。
吉祥寺にある、コーヒーの生豆をお店にある焙煎機などで自家焙煎し、新鮮なコーヒー豆を使って一杯一杯丁寧に淹れる、こだわりのコーヒーショップをご紹介していきます。
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珈琲 散歩
DATA
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町4-6-1
TEL 0422-21-6722
営業時間 11:00〜19:00 (18:30 ラストオーダー)
定休日 水曜日(火曜 不定休)
公式HPはこちら
おそらく吉祥寺の自家焙煎コーヒーショップとしては老舗になると思います。
コンビニコーヒーやサードウエーブのトレンドが始まるずっと前から中道通りに店を構えて自家焙煎のコーヒーを出しています。
昔は土日でもお客さんが少なく、「コーヒーだけでやっていけるのかな・・」とちょっと心配でしたが、最近では土日は満員のことも多いようです。
店内は普通の喫茶店という感じで、カウンターとテーブル席が20席ほどあります。
オリジナルのブレンドはもちろん、原産国にこだわったコーヒーを、店頭で焙煎して一杯一杯ハンドドリップで丁寧に抽出して出してくれます。
オリジナルブレンド(季節によって変わります)で1杯540円とちょっと値段は張りますが、お店はわりとゆったりしていて、居心地のいい店です。
ここ「散歩」の特徴は好きな生豆をその場で200gから焙煎してくれることです。
コーヒーは焙煎すると重さが15%ほど軽くなるので、200gの生豆からは170gほどの焙煎豆が出来上がります。(焙煎が深くなればなるほど焙煎中の重さの減り方は大きくなります。)
コーヒーは原産地による味と香りの特徴もありますが、焙煎の度合いによって特にその酸味と苦味のバランスが大きく変わります。
自分の好みにあった強さで焙煎してもらえる大変嬉しいお店です。
BLACKWELL COFFEE
DATA
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町3-3-10
TEL 0422-27-1481 Fax: 0422-27-1484
月曜定休日(月曜が祝祭日の場合は翌火曜が休み)
公式HPはこちら
2015年にオープンした吉祥寺では比較的新しいコーヒーショップ。
場所は吉祥寺駅から線路沿いに三鷹方面に向かう賑やかな道、中道通りの「珈琲散歩」さんの真向かいにあります。
ちょうど同じ時期に日本に上陸したアメリカの「ブルーボトル」に代表される、「サードウエーブ」系のコーヒーショップです。
イマ風のお兄さんが店内で焙煎し、ドリップで淹れてくれます。
店内はカウンター4席とテーブル席が8席ほどの小さなお店です。
お店オススメのブレンドもいいですが、店頭で焙煎したてのフレッシュな豆を聞いて、それをストレートでドリップしてもらうというのもオススメです。
こちらも生豆を指定して焙煎してもらうことができますが、その場ではなく翌日以降の引き取りになります。
ROASTER CAFE ぷらす90℃
DATA
〒180-0004
東京都武蔵野市吉祥寺本町2‐17‐2
TEL 0422-27-1182
営業時間 11:00〜20:00(平日) 11:00〜19:00(日・祝日)
火曜定休日 但し、火曜が祝日の場合は営業します。翌日代休。
公式HPはこちら
「珈琲散歩」、「BLACKWELL COFFEE」と同じく中道通りエリアにある、スペシャルティコーヒー専門店です。
中道通りの行列のできるラーメン店「一圓」の角を曲がったところにお店はあります。
カウンターのみ9席の小さなお店の割に、店頭にある大きな焙煎機やコーヒー豆の入った麻袋などが目立ち、本格感が伝わってきます。
店の名前の「ぷらす90℃」は、コーヒーを抽出するときのベストな温度を表しているそうで、オーナーのこだわりがうかがえます。
オリジナルのブレンドもいいのですが、ここはアメリカのスペシャルティ・コーヒー協会が認定した高品質コーヒーである「スペシャルティ・コーヒー」の専門店です。
スペシャルティ・グレードの中でもCup of Excellenceという賞 をとった生豆なども入荷しているので、世界的に高品質と認められたコーヒーとはどういったものかを一度体験してみるのも楽しいですね。
お店は小さいですが、高品質のコーヒーがリーズナブルに飲めるお店です。
LIGHT UP COFFEE

DATA
〒180-0004
武蔵野市吉祥寺本町4-13-15
TEL 0422-27-2094
営業時間 10:00 – 20:00
公式HPはこちら
ここもまたまた中道通りにあるサードウエーブ系の新しいコーヒーショップです。
古いマンションの1階にありますが、ここは昔神戸発の豆乳とおからを使った体に優しいドーナツ「はらドーナツ」が東京で最初に店を出した場所です。
中道通り商店街の端になりますが、斜め向かいにはmargaret howellのカフェがあったり、おしゃれな雑貨屋さんがあったりと吉祥寺らしいオシャレなエリアです。
サードウエーブ系のコーヒーショップらしく、品質にこだわったスペシャルティ・コーヒーをドリップで淹れてくれます。
おもしろいのは、TASTING SET。3種類の異なる産地の豆を飲み比べることができるセットです。
それぞれのカップには産地とその豆の味や香りの特徴が書いてあるカードが付いているので、産地による品質の違いを勉強できます。
RYUMON COFFEE STAND
DATA
〒180-0003
東京都武蔵野市吉祥寺南町2-14-9
TEL 0422-49-5839
営業時間 9:00 – 19:00
定休日 水曜日 第一,第三火曜日
公式HPはこちら
こちらは吉祥寺駅の井の頭公園口から東に伸びる末広通りを7分ほど歩いたところにある、2011年オープンの一軒家のコーヒーショップ。
末広通りからちょっと入るとすべて一戸建て住宅の住宅街エリアにあります。
焙煎はこのお店では行っておらず、別の場所で焼いているそうです。
コーヒーは基本的スペシャルティーコーヒーを1種類選び、約1週間の間はそれだけを提供しています。カフェラテも同じ豆を使っています。ストレートコーヒーは一杯550円+Tax、ラテは一杯600円+Taxです。
ここの特徴はストレートブラックコーヒーもエスプレッソマシンで抽出してお湯で濃度を調整する「アメリカーノ」を基本としていること。ですからドリップと違いブラックコーヒーは濁っています。
マスターによれば、一人でオペレーションしているのでドリップやプレスではさばけないのでマシンにしているとのことでした。
この抽出方法は好き嫌いが分かれるところですが、このRYUMON COFFEE STANDはコーヒー豆の品質がちゃんとしているので、大変香りが強く、かつコクがあり味がしっかりしたコーヒーを提供してくれます。
アメリカーノでもおいしいものはおいしいのです。
まとめ
昭和と平成、若者とシニア、住民とガイドブック片手にやってくる人たち、みんなが「ごちゃまぜ」になって独特の文化が生まれているのが吉祥寺の魅力です。
こんな魅力ある街には、新しい文化を発信しようとする人たちが集まり、そしてその文化を楽しもうという人たちが集まってきます。
今トレンドの自家焙煎のコーヒーショップが吉祥寺に次々とできているのも吉祥寺らしいと思います。
こういったコーヒーショップでゆっくりとコーヒーを飲んで、吉祥寺の独特な文化を感じてもらえたらと思います。
これらのお店で買ったコーヒー豆を自宅で美味しく淹れるコツはこちら
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