東京23区内でほんとうにオススメの梅の名所3カ所はここ!

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まだまだ寒い日が続く2月、彼女とデートに出かけようと思っても、寒いのでついつい屋内で過ごせるところを選びがちではないでしょうか?
でも、いつも映画を見たりショッピングしたり、そしてその後はお茶して・・・、というのではちょっとマンネリになってしまいますよね。
そんな時は梅の花を見に行ってみませんか?
梅の花は桜と違って街中ではあまり見かけないので、いつ花が咲いているのかわからず、気がつくと花のシーズンは終わっていた、なんてことになりがちです。
東京23区内に梅の名所はいくつかありますが、本当にオススメする3箇所、湯島天神、亀戸天神、羽根木公園をご紹介します。
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東京23区内の梅の名所 その1は湯島天神
東京の梅の名所をネットで調べるとたくさんの場所が見つかります。
でもよく調べてみると、梅の木の本数が少なかったり、梅の品種も少なかったりして、行ってみるとちょっとがっかりということにもなりかねません。
まず、オススメの1番は文京区の湯島天神です。
湯島天神は正式には湯島天満宮といいます。
天神様(天満宮)は、学問の神様である菅原道真公をお祀りしていることはみなさん知っていますよね。
受験シーズンになると合格祈願の人たちで大変賑わう、東京でも有名な神社です。
この湯島天神の境内には約300本の梅の木が植えられており、その8割は「白加賀」という白い花が咲く品種です。
見ごろは、東京23区内の他の梅の名所と同じく、2月上旬から3月上旬です。
この湯島天神では毎年この時期に「梅まつり」が行われます。
この梅祭りは昭和33年(1958年)から行われていて、2018年には61回を迎えます。
梅祭りでは、湯島天神白梅太鼓や日本舞踊、ベリーダンスといった色々な催し物や、抹茶をいただくことができる野点(のだて)が行われます。
湯島天神の最寄駅は東京メトロ千代田線の湯島駅です。駅出口から徒歩で3分ほどで到着します。
ただし、湯島天神は地下鉄の出口より高いところにあるのですが、その登り方が二つあります。
一つは湯島天神の境内に向かってまっすぐ登る、急な38段の階段で「男坂」と呼ばれています。
もう一つは境内に沿って北側から登る緩やかな坂で、「女坂」と呼ばれています。
その時の体調でどちらから登るか決めてくださいね。
タ東京23区内の梅の名所 その2は亀戸天神
次のオススメは江東区の亀戸天神社です。
ここも湯島天神と同じく「天神様」ですから、学問の神様の菅原道真公が祀られています。
亀戸天神社の歴史は古く、1662年(寛文二年)に遡ります。亀戸天神社という名称になる前は、「東宰府天満宮」あるいは「亀戸宰府天満宮」と呼ばれていたということからもわかるように、九州の太宰府天満宮の分社という位置付けの神社です。
ですから境内には太宰府天満宮の様式にならい、池や、太鼓橋、回廊などが配置されているのが大きな特徴です。
梅は境内に約300本植えられており、見頃は2月上旬から3月上旬で、この時期には梅祭りが行われています。
早咲きから遅咲きまで色々な種類の梅が植えられているので、1ヶ月間にわたって梅の花が楽しめます。
とくに、本殿の前にある「五賢の梅」は、一本の樹に紅梅と白梅の花が咲く珍しい梅です。見逃さないようにしてください。
亀戸天神社に限らず、天神様(天満宮)に梅を植えているのは、九州の太宰府天満宮にある「飛梅」というご神木に由来しています。
菅原道真公が九州の太宰府に左遷され、旅立つ時に京都で大切にしていた梅を見て、「東風吹かば思い起こせよ梅の花、あるじなしとて春な忘れそ」と歌を詠んだところ、その梅が菅原道真公を慕って九州太宰府まで一夜にして飛んできたと言われているのがこの「飛梅」です。
亀戸天神社の境内にはこの「飛梅」をお祀りしている紅梅殿というお宮がありますので、チェックしてみてください。
亀戸天神社の最寄駅はJR総武線・東武亀戸線の亀戸駅です。
北口から徒歩だと15分ほどかかります。
お参りの後にオススメなのは亀戸天神社の西側にある「船橋屋」という”くず餅”と甘味のお店です。
創業が1805年といいますから、200年以上の歴史のある老舗です。
ここの”くず餅”は関西で食べられている葛の粉を水で溶いて固めた”葛餅”ではなく、小麦粉のでんぷんを乳酸発酵させて作った独特のものです。
発酵といっても酸っぱいわけではありませんのでご心配なく。
きな粉と黒蜜をかけて食べるととてもおいしいので是非試して見てくださいね。
東京23区内の梅の名所 その3は羽根木公園
最後にオススメするのは世田谷区の羽根木公園です。
ここは他の2箇所と違って世田谷区が管理する公園です。
小田急線梅ヶ丘駅の北側に広がる小高い丘全部が公園になっており、テニスコートや子供たちの遊び場もあります。
広い公園の南斜面のほとんどが梅園になっており、現在は650本もの梅の木が植えられています。
羽根木公園の梅の歴史はは昭和42年(1967年)にまで遡ります。この年に世田谷区議会議員が梅の木を植樹して以来、色々な機会に植樹が続けられて今に至っています。
そして、この羽根木公園の梅の特徴は種類が多いことです。”八重寒紅”、”八重野梅”、”道知辺”、”白加賀”、”思いのまま”など、約60種類の梅が植えられており、花びらの形や大きさの違う紅梅や白梅などを楽しむことができます。
この羽根木公園の梅の見ごろも2月上旬から3月上旬で、その期間は「せたがや梅まつり」が開催されています。
「せたがや梅まつり」では土日祝日には、抹茶サービスや太鼓の演奏などのイベントが開催されています。
また、やはり週末になりますが、地元の商店街の人たちがお店を出して、梅ジャムや梅大福など、梅にちなんだここでしか買えないお土産も売っています。
羽根木公園の最寄駅は小田急線梅ヶ丘駅で、徒歩5分ほどで羽根木公園の南側の入り口に着きます。
また、京王井の頭線東松原駅から徒歩7分ですが、こちらのルートは公園の北側から入ることになるので、梅園のある公園の南斜面までは少し距離があります。
まとめ
東京の23区内で本当にオススメする梅の名所をご紹介しました。
二つは梅にゆかりのある菅原道真公を祀った天神様(天満宮)、残りは公園となりました。
梅の木の数では圧倒的に羽根木公園がトップですが、湯島天神の神殿をバックにした紅白の梅や、亀戸天神社の池や太鼓橋と梅の花のコンビネーションは、それぞれ大変見ごたえがあります。
今度の冬は、天気の良い日を狙って、東京23区内でオススメの梅の名所で、一足早い春を感じに出かけてみませんか。
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