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伊勢神宮への初詣 正しい参拝の仕方と電車でのオススメのアクセス

日本のすべての神社のトップの座に君臨する伊勢神宮。
意外に知られていませんが、正式な名称は単に“神宮”
場所すら名乗る必要がない別格の神社ということです。

場所が伊勢の地(現在の三重県の伊勢市)にあるということで伊勢神宮と呼ばれたり、
親しみを込めて「お伊勢さん」と呼ばれています。

古く、江戸時代中期以降の庶民の楽しみの一つは、旅行であったと言われています。
しかし、自由に旅行には行けなかった時代、神宮へ参拝するという名目なら旅行に出かけることができたため、伊勢神宮への「お伊勢参り」は旅行先として最も人気が高かったようです。

伊勢神宮は年間870万人以上(2016年)の参拝客が参拝に訪れる日本屈指の観光スポットです。日本最高の神社ですから、初詣にも大勢の参拝客が伊勢神宮にお参りに出かけます。

日本全国どこの神社に初詣に出かけたとしても、人出が多く行列は必至ですので、伊勢神宮への初詣では行列は諦めるしかありませんが、
伊勢神宮への初詣の正しい参拝方法と、できるだけストレスの少ない初詣のために、電車とバスを使った賢いアクセス方法をご紹介します。

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伊勢神宮への初詣 正しい参拝の仕方

伊勢神宮には大小合わせて125のお宮があります。
これらを全て含めて「神宮」と呼びます。
この多くのお宮の中の、内宮(ないくう)外宮(げくう)という二つのお宮を、通常「伊勢神宮」と呼んでいます。

内宮と外宮は、それぞれ祀っている神様が異なっています。
内宮は皇大神宮と呼ばれ、現代にまで続く皇室の先祖で日本人全員の氏神とも言える、天照大御神( あまてらすおおみかみ)をお祀りしています。
外宮は正式には豊受大神宮(とようけだいじんぐう)と呼ばれ、天照大御神の食事をつかさどる神様であり、衣食住、産業の守り神とされている豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りしています。

伊勢神宮に参拝するときには一つ大事なルールがあります。
それは、必ず内宮と外宮の両方に参拝するというものです。
どちらか片方だけしかお参りしないことを「片まいり」といってマナー違反だとされています。
しかし、伊勢神宮といえば「内宮」だけを指すものと思っている人も多く、また外宮には寄らずに内宮だけ参拝するコースになっているバスツアーなどもたくさんあります。

また、本来の伊勢参りの順序は、
1. 氏神様へのお参り(お伊勢さんにお参りの旅の安全祈願)
2. 伊勢二見ヶ浦の二見輿玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)参拝
3. 外宮参拝
4. 内宮参拝
5. 氏神様への報告のお参り
というものだそうですから、内宮と外宮の両方にお参りしたとしても、氏神様へのお参りや、二見興玉神社へのお参りを省略した時点ですでに「片まいり」になってしまっています。

ですから、時間がないとか、ツアーに組み込まれているから、などの理由があれば、内宮だけの参拝としても神様は許してくれるに違いありません。

でも、時間があるのであれば出来るだけ内宮、外宮の両方に参拝する方が気持ちいいのは言うまでもありませんね。
ただし、両方を参拝するときには必ず外宮を先にお参りし、そのあとで内宮に向かうというのが習わしとなっていることに注意してください。

伊勢神宮への初詣、電車とバスを使った賢いアクセス方法

伊勢神宮への初詣はクルマで行くことを諦めるのが正解です。
駐車場の数が限られていることや、停めることができても神社からは離れているところしか停められないことから、電車を使うことを強くオススメします。

伊勢神宮外宮までのアクセス

そして、初詣は大変な人出なので、内宮だけの「片まいり」ですませてしまう場合も多いと思いますが、せっかく伊勢まで行ったのですから、できれば外宮もお参りしましょう。

正しい参拝順序で参拝をする場合は外宮から参拝となります。
外宮に最も近い駅はJR参宮線または近鉄山田線の伊勢市駅です。
両線とも改札を共有しているので気をつけてください。

この伊勢市駅までのアクセスのオススメは近鉄特急です。
近鉄名古屋からは近鉄特急で1時間30分で到着します。
東京からの場合は、東京-名古屋間の新幹線が1時間40分ですから、3時間半ほどで到着します。
大阪からの場合は、難波からやはり近鉄特急で2時間ほどで到着です。

伊勢市駅から外宮までは、伊勢市駅前にある鳥居をくぐり、参道をまっすぐ5分ほど歩くと外宮の境内前に到着します。
参道の途中にはお土産やさんや食堂などが並んでいるのでちょっと買い食いというのもアリですね。

伊勢神宮外宮から内宮へのアクセスは?

外宮の参拝をすませたら内宮に向かいます。
外宮から内宮までは4kmほどありますので、歩いても1時間足らずでいけますが、内宮についた後も大変な行列で、時間によっては数時間も並ぶ可能性もありますので、できれば避けたいところです。

ですから、外宮から内宮まではバスが便利です。
外宮のすぐ目の前のバス停から、初詣の期間中は内宮行きのバスがたくさん運行されています。
ただし、外宮から内宮までの道は片側1車線なので、バスレーンも実施されないため、かなり渋滞しますのである程度時間がかかることを覚悟する必要はあります。

伊勢神宮内宮からの帰り道は

内宮の参拝も済ませて、さあ帰宅しようという時間になりました。

伊勢神宮に来るときには、外宮の最寄駅の伊勢市駅で下車しました。
さて、内宮からの帰りはどの駅から電車に乗るのが最も賢いのでしょうか。

オススメは近鉄の、五十鈴川駅または、宇治山田駅です。
内宮からは五十鈴川駅と宇治山田駅行きの三重交通のバスが運行されているので、内宮前のバス停からバスに乗るのが正解です。
初詣の期間中は臨時バスも多数運行されます。

五十鈴川駅は、特急が止まりますので指定券を買って座って帰ることができます。
また、宇治山田駅に向かう人の方が多いので、宇治山田駅の方が混みます。
そして、名古屋や大阪方面に向かう急行電車に乗るのであれば、宇治山田駅の一つ前の停車駅が五十鈴川駅ですので、五十鈴川駅から乗車した方が座れる確率が高くなります

内宮で長い行列に並んでやっと参拝をすませた後でも、まだ体力の残っている方は駅まで歩くという選択肢もあります。
内宮から最も近い駅は近鉄の五十鈴川駅です。
距離は2.5kmくらいですので、30分ほど歩けば駅にたどり着くことができます。

伊勢神宮への初詣、おかげ横丁とおはらい町

せっかく伊勢神宮に初詣に来たのですから、おはらい町おかげ横丁で、お土産を買ったり、おやつや食事をいただきましょう。

おはらい町通りは、内宮入り口の宇治橋から五十鈴川沿いに800mほど続く、内宮への参道です。
こしあんで包まれたつきたてのやわらかいお餅が美味しい「赤福」の本店やお団子屋さん、お土産やさん、伊勢名物の「伊勢うどん」や「てこね寿司」のお店が並びます。

おかげ横丁はおはらい町通りからちょっと横に入ったゾーンで、狭い横丁ですが、たくさんのお店があります。
伊勢は真珠養殖で有名な鳥羽に近いので、真珠のお店もありますし、手ぬぐいやローソクなど三重県の名産のお店もあります。
食事ができるお店もあり、豚肉は捨てて、牛肉しか扱わないという意味の「豚捨」という名前の牛肉屋さんもあります。

おはらい町通りも、おかげ横丁も初詣の時期は大変混みます。
東京で言えば日曜日の竹下通り並みの混雑を覚悟しなければなりませんが、せっかくですから是非寄り道して帰ってください。

体力に自信がある方は、内宮からおかげ横丁、おはらい町通りを通り、そのまま徒歩で五十鈴川駅まで歩いてしまうということもできます。

まとめ

伊勢神宮は、外宮→内宮の順番で参拝する習わしとなっているので、初詣のオススメルートは次の通りです。

近鉄特急伊勢市駅下車
   ↓徒歩で外宮へ(300m)
外宮参拝
   ↓外宮からバスに乗車(4km)
内宮参拝
おはらい町、おかげ横丁散策
   ↓内宮からバスに乗車(2km) または徒歩
近鉄五十鈴川駅

ちなみに、もし時間がなく内宮だけ参拝する場合は、
1.近鉄特急を宇治山田駅で下車してバスに乗って内宮を目指す。
2.五十鈴川駅で下車徒歩で内宮を目指す。(2km)
のどちらかになります。
ただし、五十鈴川駅利用の場合、バスもありますが、バスは宇治山田駅発、五十鈴川駅経由ですでに満員ということもありますので、元気なら徒歩もオススメです。

伊勢神宮の初詣はかなりの混雑を覚悟しなければなりませんが、やはり日本の神様のトップである伊勢神宮にお参りしてみたいですね。
駐車場も大変混雑し、伊勢神宮に近い駐車場も限られているので、今度のお正月は電車を使って初詣に出かけてみませんか。

 

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