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深大寺の歴史と節分会の豆まきの様子や、近くの見どころとアクセス

節分は季節の分かれ目として各季節にありますが、最も知られているのは冬から春になる立春の前日の節分でしょう。
この日には家庭でも豆まきをして「鬼は外、福は内」という掛け声とともに厄を払い、新しい春の福を招き入れます。
お寺や神社でも節分のイベントとして年男のタレントやスポーツ選手を招いて豆まきが行われます。
2022年の2月3日は木曜日です。ただし、コロナ禍のため各地のお寺や神社では節分のお祭りの中止が予想されます。
東京の調布市にある深大寺は都内でも有数の古刹で、毎年節分には節分会が催され、境内では豆まきの行事が行われます。

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深大寺の歴史は?

深大寺の歴史はなんと1000年以上も昔、860年ごろまでさかのぼります。
このころ、武蔵の国(今の東京)で反乱があったときに、京都の比叡山から恵亮和尚というお坊さんが派遣され、反乱の平定を祈念するため今の深大寺のあるところに密教(天台宗)の道場を開いたのが始まりと言われています。

深大寺は通称「元三大師(がんざんだいし)」で知られる天台宗の良源を祭っているお寺です。

ちなみに、元三大師という名前の由来は良原の生まれた日が、正月三日であったことによるとされています。

良源は966年に比叡山延暦寺のトップに就任すると数々の功績をあげ、中興の祖と言われているお坊さんです。
そして、深大寺は、その良源が自ら彫った「元三大師自刻像」を991年に迎え入れて以来、これを本尊として祭っています。

深大寺の節分会の豆まきの様子は?

深大寺では毎年春分の日の前日の節分(2月3日)に節分会を行います。
節分会では元三大師を祭る「元三大師堂」の前で、ほかの寺社と同じように、年男やタレントなどが豆まきを行い、参拝者の厄除けや家内安全を祈願します。

しかし、この深大寺の豆まきはほかの豆まきと少し違うユニークなところがあります。

それは「掛け声」です。
皆さんが節分に自宅で行う豆まきや有名なお寺や神社で行われる豆まきでは、「鬼は外、福は内」という掛け声とともに豆をまき、文字通り厄を追い払い、福を招き入れますね。
ところが、この深大寺では掛け声は「福は内」だけです。「鬼は外」とは言いません。

これには理由があります。

深大寺に祭られている元三大師の別名が「角(つの)大師」。
そうです鬼の姿をした大師なのです。
これは、元三大師が鬼の姿になって疫病神を追い払ったという言い伝えから、角の生えた鬼の姿を描いた護符を家に貼るという信仰が生まれたことによります。
ですから、豆まきでも「鬼は外」ではないのですね。

豆まきは、通常は2月3日の11:30、13:30、15:30の3回行われ、多くの人でにぎわいます。

深大寺の節分会のついでに寄れる近くの見どころ

深大寺そば

深大寺の参道には20軒以上の蕎麦屋が軒をつらね、東京都内で唯一蕎麦屋が集まる「蕎麦の里」として人気があります。

江戸時代、深大寺付近は土地がコメの栽培に適していなかったことと、湧き水が冷たすぎてこれもまた水田には向かなかったため、小作人が蕎麦を植えて深大寺に献上し、お寺がそれを使って蕎麦を打ち来客をもてなしたことが深大寺そばの由来と言われています。

たくさんありすぎてどのお蕎麦屋さんに入るか迷いますが、古いところとしては次の3軒があります。

「元祖 嶋田家」 文久年間創業といいますから、江戸時代の終わりからやってることになります。深大寺そばの元祖と言われています。

「青木屋 深大寺店」 50年年の歴史を誇る老舗。

「八起(やおき)」 ここも60年の歴史を持つ由緒正しいお蕎麦屋さん

鬼太郎茶屋

また、深大寺のある調布市にはゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげるが住んでいた(NHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」でやってましたね)ということから、参道には昭和の古い木造住宅を改装した「鬼太郎茶屋」というカフェもあります。

中にはゲゲゲの鬼太郎のキャラクターにちなんだ甘味などのメニューもあり、おすすめです。

都立神代植物公園

深大寺に隣接して広大な東京都立神代植物公園があります。
シンボルともいうべき、つつじ園には280品種、12,000株という、ほかには例を見ない規模のつつじが植えられています。
そのほかにも梅、桜、バラなど四季折々の花や、1300種類の熱帯の植物を展示する温室もあり、いつ行っても楽しむことができます。

天然温泉「湯守の里」

このほかにも徒歩で6分のところには天然温泉「湯守の里」という温泉施設があります。
まだ寒い節分です。豆まきで厄払いをした後は、温泉にゆっくり使って厄だけでなく垢も落として帰ってはいかがでしょうか。

深大寺の節分会へ行く時のアクセス

深大寺は私鉄、JRのどの駅からも徒歩で行くには少し距離があります。
おすすめはJR中央線の吉祥寺または三鷹駅(ともに南口)、あるいは京王線の調布またはつつじヶ丘駅(ともに北口)からのバスです。
吉祥寺や三鷹からですとバスに乗っている時間は30分ほどかかりますが、調布やつつじが丘からは10分ほどで到着します。

注意したほうがいいのは、深大寺に近いところにあるバス停を通るバスはたくさんあるのですが、「深大寺」というバス停に行くのは限られていることです。
吉祥寺南口、三鷹駅南口、調布駅北口、つつじが丘北口から出発する「深大寺行き」のバスであれば、深大寺の参道のすぐ前に止まります
そのほかのバスは、深大寺の近くの「深大寺入り口」(徒歩8分)や「深大寺小学校」(徒歩5分)というバス停までしか行きません。
できるだけ歩きたくないという方は「深大寺行き」に乗りましょう

クルマで出かけたいという方は駐車場に注意してください。
深大寺の駐車場は深大寺でクルマのお祓い(安全祈願)をする場合に限って使うことができます。
参拝のためだけの場合には近くのコインパーキングなどを探して停めることになりますので、気をつけてください。

まとめ

深大寺の節分会の豆まきが行われる2019年の2月3日の節分は日曜日になります。
これまで平日はお仕事でこれなかった人も、春を迎えるにあたって厄を払い、福をいただきに深大寺に出かけてみませんか。

また、深大寺は節分会以外にもいろいろな行事を行っています。
3月3日、4日は厄除元三大師大祭という深大寺最大のお祭りがあります。
参道にはだるま市も開催されるので興味のある方は3月にも是非お参りください。

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